GS1-128(EAN-128)とは:アプリケーション識別子(AI)

GS1-128は、テキストに括弧が付いた普通のバーコードのように見えます。しかし、その括弧こそが要点です。括弧が生のデータを、あらゆるサプライチェーンのシステムが理解できるものへと変えるのです。 かつては EAN-128 と呼ばれており、いまでも EAN 128 や UCC/EAN-128 と書かれることがあります。

EAN Studio · 2026年7月更新

GS1-128は、Code 128のシンボル体系の上に構築されたバーコード規格です。その特徴は構造にあります。自由なテキストを表現する代わりに、アプリケーション識別子(AI)を使って各データにラベルを付けるため、チェーンのどこにあるスキャナーでも、読み取っているのが製品番号なのか、ロットなのか、有効期限なのか、パレットIDなのかを判別できます。

アプリケーション識別子とは

AIとは、括弧で囲んで示される短い数字コードで、その後に続くデータの意味を宣言します。1つのGS1-128バーコードには、複数のAIを連結できます。よく使われるものには次のようなものがあります。

AI意味例
(00)SSCC — 出荷梱包シリアル番号(物流単位)(00)123456789012345675
(01)GTIN — 製品番号(01)05601234567892
(10)ロット / バッチ番号(10)ABC123
(11)製造日(YYMMDD)(11)260720
(17)有効期限(YYMMDD)(17)261231
(21)シリアル番号(21)000042

したがって、(01)05601234567892(10)ABC123(17)261231と読み取れる1つの物流バーコードは、このGTINが、このロットのもので、その日に期限切れになるということを、1回のスキャンで明確に伝えます。

通常のCode 128との違い

 Code 128GS1-128
データ自由なテキスト、任意の構造アプリケーション識別子による構造化
特別な開始不要先頭のFNC1文字
データの意味利用者が定義すべてのGS1利用者間で標準化
主な用途SKU、社内ラベル物流、パレット、規制されたサプライチェーン

内部的には、GS1-128はまさにCode 128です。違いは、先頭のFNC1文字と、データに共有された機械可読の意味を与えるAIの規約にあります。だからこそ、固定長のAIは区切り文字を必要とせず、可変長のものはFNC1機能文字によって区切られます。

GS1-128が使われる場面

GS1-128は、物流と規制されたサプライチェーンの主役です。出荷ラベル、パレットやケースのラベル、そしてロット・有効期限・シリアルデータが製品番号とともに移動しなければならないあらゆる場面で使われます。小売のレジでは、今も消費者向けの単位にEAN-13やUPC-Aが使われます。GS1-128は、その背後にある箱やパレットに存在するのです。

これも番号から作られる画像にすぎません。 すべてのバーコードと同様に、GS1-128はお客様が提供したデータを表現します。その中のGTINはGS1が割り当てるものです。EAN Studioはバーコードを描画するだけで、番号やAIを発行するわけではありません。

間違った文字列でも、そのまま描かれます

GS1-128 でつまずくのはここです。(01) に 14 桁ではなく 13 桁の数字を入れても、日付を 260120 ではなく 20.01.2026 と書いても、シンボル体系はまったく文句を言いません。Code 128 はその文字をそのまま素直に符号化します。見た目は正しく、スキャナーも問題なく読み取る画像ができあがります。ところが受け取る側のシステムは、そこから GTIN を取り出せません。ラベルを見ても分かりません。分かるのは、そのパレットを受け取った相手の倉庫です。

無料のジェネレーターの多くは、渡された文字列をそのまま描くだけで、検証しません。

EAN Studio は描く前に文字列を検証します。 GTIN と SSCC のチェックデジット、各 AI の長さと型、YYMMDD 形式の日付、6 桁そろった重量、そして規格が求める組み合わせ — (02) には (37) が必要で、(15) と (17) は同時に使えません。文字列が正しくなければバーコードは出力されず、どの AI が誤っているかを表示します。

GS1-128はProの機能です

GS1-128、GS1 DataBar、GS1 DataMatrix、Pharmacodeは、Proプランに含まれます。通常のCode 128は無料です。

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よくある質問

GS1-128 と EAN-128 は同じものですか?

はい。EAN-128(EAN 128、UCC/EAN-128 とも書きます)は GS1-128 の旧称です。EAN International と UCC が GS1 として統合された際に名称が変わっただけで、バーコード自体は変わっておらず、スキャナーはどちらも同じように読み取ります。

GS1-128とは何ですか?

GS1-128は、Code 128のシンボル体系を定められたデータ構造とともに使用するバーコード規格です。アプリケーション識別子(AI)がGTIN・ロット・有効期限・SSCCなど各データの意味を示すため、あらゆるGS1システムが一貫して読み取れます。

アプリケーション識別子(AI)とは何ですか?

AIは、続くデータの意味を示す、括弧で囲まれた短い数字の接頭辞です。たとえば(01)はGTIN、(10)はロット番号、(17)は有効期限、(00)は物流単位を表すSSCC番号です。

SSCC とは何ですか。どんなときに必要ですか?

SSCC(Serial Shipping Container Code)は、物流単位を識別する 18 桁の番号です。中の商品ではなく、特定のパレットや特定のカートンそのものを指します。AI (00) に入れて表し、絶対に重複させてはいけません。同じ SSCC のパレットが二つあると、入荷時の読み取りが破綻します。小売業者や物流センターからパレットラベルを求められたとき、あるいは出荷案内を送り、荷受け時の実物と一致させる必要があるときに必要になります。番号は GS1 事業者コード、任意に決めるシリアル番号、チェックディジットで構成されます。EAN Studio は Pro プランで SSCC ラベルの作成と印刷に対応し、使用済み番号の記録を残すため、気づかないうちに同じ番号を使うことがありません。

GS1-128はCode 128とどう違いますか?

Code 128は基盤となるシンボル体系で、自由なテキストを表現します。GS1-128はその上にGS1のルールを加えます。先頭のFNC1文字とアプリケーション識別子によって、データに標準化された機械可読の意味を与えます。

GS1-128はどこで使われますか?

出荷・物流ラベル、パレットやケース、そして製品番号とともにロット・有効期限・シリアルデータを扱う必要のある規制されたサプライチェーンで使われます。

GS1-128 の文字列が間違っていると、どうなりますか?

シンボル体系は何も文句を言いません。Code 128 は与えられた文字をそのまま符号化するので、見た目が正しく読み取れる画像ができます。失敗するのは受け取る側の読み取りシステムで、項目を分けることも GTIN を取り出すこともできません。しかもそれが分かるのは、誰かが荷物を受け取ったときです。EAN Studio は描く前に文字列を検証します。正しくなければバーコードは出力されず、どの AI が誤っているかを表示します。