バーコードのクワイエットゾーンとは?
バーコードで最も見落とされがちな部分、それが周囲の空白のスペースです。これを省くと、完璧に整ったバーコードでもスキャンできなくなります。
クワイエットゾーンとは、バーコードのすぐ左右にある空白の余白で、印刷が一切ないように保たれた部分です。スキャナーはこの空白部分を、コードの始まりと終わりを見つけるための基準点として利用します。十分なクワイエットゾーンがないと、スキャナーはバーのパターンを切り分けることができず、バー自体がどれほど鮮明であっても読み取りに失敗します。
どのくらいの大きさが必要ですか?
クワイエットゾーンはモジュール(最も細いバーの幅、Xと表記)で測ります。モジュール単位で定義されているため、バーコードに合わせて自動的に拡大します。より大きなバーコードには、それに比例したより大きな余白が必要です。
| シンボル体系 | 左側のクワイエットゾーン | 右側のクワイエットゾーン |
|---|---|---|
| EAN-13 | ≈ 11 X | ≈ 7 X |
| EAN-8 | ≈ 7 X | ≈ 7 X |
| UPC-A | ≈ 9 X | ≈ 9 X |
大まかな目安として、小売用バーコードの両側には少なくとも数ミリメートルの白い余白を残し、余裕があればさらに広く取ってください。迷った場合は、多めに取る方が安全です。クワイエットゾーンが余分にあってもスキャンを妨げることはありません。
クワイエットゾーンが失われるよくある原因
- 切り取りすぎ。最初と最後のバーぎりぎりまで画像をトリミングすると、スキャナーに必要な余白が失われます。
- ラベルを詰め込みすぎる。文字、枠線、価格、折り目線などをバーにぴったり付けて配置すると、クワイエットゾーンが削られます。
- 色付きや模様のある背景。クワイエットゾーンは無地で明るくなければなりません。背後に模様や濃い色があるとスキャナーが混乱します。
- 縮小しすぎ。バーコードを小さく印刷しすぎると、クワイエットゾーンがスキャナーの解像限界を下回るほど縮んでしまいます。